2021年10月9日土曜日

ケツを洗わない人

今まで、ケツを洗わないという人は見たことも聞いたこともありませんが

ケツを洗わないという人は実在いたしますのです

今日はケツを洗わないとどうなるかということについて、お話をしたいと思います

これは嘘のような本当の話、実話です


ある夏の夜のことでした

その夜はたいへん蒸し暑く、どこの家庭もエアコンをつけていたのです

皆が楽しく談笑し、そろそろ寝ようかと思っていたそのとき、

事件はまさにそのとき起こったのです


ある階に、ケツを洗わないという人がいたのです

それはそれはきったないババアで、臭くて、突進するしコケるし、

ご近所からは鼻つまみ者にはなっていたのですが、

その夜というのは特に蒸し暑かったのです


ゴゴゴゴ、ゴゴゴゴ、そんな音が鳴り響きました

「何だこりゃ」「地鳴りかしら」「ブルドーザー?」

ご近所は皆ざわついたのです

それはそのはず、もう夜も更けて寝ようとするときにそんな音が聞こえてきたのですから


ドカンドカンと、二度爆発音が起こりました

ガッチャン、バリバリバリバリと、ものすごい音がその後で聞こえたかと思うと

マンションが音を立てて倒れていったのです

皆さんにはもうお分かりでしょう、ケツを洗わなかったことが悲劇を生んだのです


蒸し暑い夏にケツを洗わない、そんなとんでもないことが今現在でも行われているのです

フジツボのようなデキモノが1か所できて10か所になり100か所になり、今では5万か所まで増えました

フジツボのそれぞれが化膿して顔のような人面瘡となり、くちばしで互いにしゃべりだすようになりました

そして触手で周囲のニンニクをかき集めて食い散らし、口論となり喧嘩して互いに液を投げ合いだして

そして、本体のケツが大噴火を起こしたのです

周囲一帯は茶色一色になり、強アルカリ性の液がマンションを覆い尽くしました

以後50年間、草木一本も生えることのない、死の街と化したのです

これはケツを洗わないことに端を発した悲劇でした


ケツを洗わない、そんなことはあり得ないと思い込んでいるあなた

ケツを洗わない奴はすぐ傍にいるかもしれません

ケツからケケケケという声が聞こえたとしたら

そいつはケツを洗っていないのです

今日も蒸し暑い夜でございまして

何やらニンニク臭もしているようでして

ケツを洗わない奴には十分お気をつけあそばせ

ケケケケ

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